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チャイルドシート付の子乗せ自転車は知らないことが多過ぎる件、

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小さい子を持つ親の必需品となった子乗せ自転車

子を持つ親なら誰もが購入を検討する特殊な自転車

でもこの子乗せ自転車、

実は知らないことばかりの

超特殊自転車。

法令で決められたことと、メーカー推奨事項どっちも要注意なのでこれからの方も今乗ってる方も注意しましょう!

当たり前になっているけど意外と知らないこと

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①1歳未満の子は自転車には乗せない。

自転車のチャイルドシートには1歳未満は乗せないでください。

何でかって?

チャイルドシートは1歳以上の幼児向けに安全設計されているから。

乳児はダメなんだぜ?(誰?)

簡単に言いますと、

チャイルドシートの中で転がって心配で心配で運転どころじゃないからですよ!
起きてても心配だし、寝てたとしても心配で本当に運転どころじゃない。

チャイルドシートの中で頭打って揺さぶられ症候群になる可能性も0じゃない。

ながらスマホじゃないけど、子守ながら運転を強いられます。
前方不注意にもなりやすい。

それって安全ですか?

実は前用のチャイルドシートは1歳以上のお子さん向け。
シートベルトやその他もろもろ1歳以上の子の体格に合わせて安全設計されています。

つまり、小さすぎるお子さんを乗せた場合は安全性が確保できないからダメなのです。

法律ではないです。メーカー推奨ってだけですが

考え方はジェットコースターと同じです。絶叫系のジェットコースターに乗れない体格の子を乗せる親と一緒です。

ですが0歳児乗せたいお客さんは自分の都合の良い情報しか受け入れません。

そんな制限は守ってくれません。

じゃあ1歳未満の子を連れて移動したいときはどうするの!と怒られますが、後悔するのは親です。何か後遺症が残るような事態になってもメーカーも我々も何もできませんから。ここから先はご自身の判断でとしか言いようがないのです。売っちゃダメという法律も無いのでね…つまり自己責任。

実際に赤ちゃんを乗せるお客さん居ますが、我々は注意しかできません。

自転車屋ですから。

次。

②普通のママチャリにお子さん2人乗せたら違反。

子乗せ自転車じゃない普通のママチャリに幼児を2人乗せたら違反です。

何の違反?

2人乗りに決まってるじゃないですか!
幼児二人同乗自転車はこの違反を合法的に解決してくれる特殊車両なのです。

1人っ子なら普通の自転車でOKなんです。

体重制限はあるので後で書きます。

お子さんを2人乗せたいなら幼児2人同乗基準適合車を選ぶしかありません。

でも普通の自転車の前後にチャイルドシートつけて頑張って走ってるヒトよく見かけますよね?

あれ、違反です。

普通のママチャリの強度は1人用設計です。ブレーキの効き具合も車輪の強度も一人用です。重くなればなるほど壊れやすく止まりにくい危険な乗り物になります。

③子供を乗せていても基本は車道を走る。

自転車は車道を走る

子供を乗せていたら自転車でも歩道を走って良いみたいな思い込みは捨てましょう。

気持ちはわかるんですが、ダメなんです。

自転車は自転車です。車道を走るんです。

子供を乗せていても

歩道を走ってはいけません。

合計100キロ位の自転車が歩道走ったら凶器です。

違反すると罰金2万以下か軽い刑事罰受けます。

でも、お子さん連れて車道走るなんて危険ですよね…
怖いですよね…

子供のためを思ったら歩道走る気持ちもわかります。

世の中そんなに厳しくない!標識に注目してみましょう!

自転車通行可の標識のある歩道はOKなので標識をよく確認しましょうね。
妖怪人間ベムみたいな2人と自転車のマークの青い標識です。

あぁ、コレです。

普通自転車歩道通行可

警視庁様より画像引用

なるべくこの標識のある所を通りましょう。
※歩道はすぐストップできるスロースピードで歩行者最優先が原則。

④お子さんの体重に制限あり!

子乗せ自転車のチャイルドシートには体重制限がある

知らない人が超多いチャイルドシートの体重制限

前側は体重が15㎏まで!

後ろ側は体重が22㎏まで!

どちらも未就学児でリアキャリが27㎏の場合

成長が早い子はあっという間に乗れなくなってしまいますが、チャイルドシートとはそういうもの。

普通のママチャリでも前側は15キロのお子さん1人ならOK。

しかし後ろはちょっとややこしい…

後ろのチャイルドシートを固定する荷台、リアキャリアは要注意!

幼児2人同乗自転車ならまず間違いなくクラス27の荷台が付いています。
(最大積載質量が27㎏までの荷台が付いているということ)

なぜ27キロ対応なのに22キロまでなのか?

幼児2人同乗適合車のほとんどがクラス27ですが、チャイルドシートが5キロ前後あるとしたらお子様は22キロまでしか乗れませんよという訳です。

荷台、リアキャリアには18キロ、25キロ、27キロ、30キロと最大積載質量がクラス分けされています。お使いの自転車のリアキャリアがクラス18だと子乗せ禁止です。それ以外はクラスから5をマイナスしたお子さんの体重まで大丈夫です。

法令で決まっている以外に車重オーバーするとブレーキが効かないとか自転車自体が壊れやすく危険な乗り物になりますから注意!

なんかもうこのあたりで超メンドクサイ乗り物だということに気づいてしまった方に朗報!

まだまだメンドクサイの続きます!

⑤二人乗せ時の同乗器はヘッドガードまで無いとダメ。

は? ヘッドガード?
チャイルドシートで頭を保護する役目のヘッドレストみたいなやつ。

これも知らない人が多いです。

法律的に、

ヘッドガード付きのチャイルドシートを備えたものが幼児2人同乗自転車

というわけなので、

基準を満たさないということは幼児二人同乗自転車ではないということです。

つまり、違反車両。

後付けの同乗器は多種多様。

色々あって迷っちゃいますが、お子さんを2人乗せたいアナタはヘッドガード付きのチャイルドシートを選ぶしかありません。

ちょっと手ごろな値段の腰とか、背中までのチャイルドシートでは基準を満たしません。

あきらめてヘッドガードまである高いものを買うしかないのです。

これは推奨ではありません。

https://jbpi.or.jp/wp-content/uploads/2022/12/2015_12.pdf

※幼児2人同乗用自転車には幼児座席にヘッドガードの装備が必須です。無いと認定されません。

ヘッドガードが無いと幼児二人同乗用自転車として認められないので、道交法違反となるので推奨とかそういうレベルの話ではない。

ヘッドガードが無いと横倒しの時お子さんは頭を強打します。後付けのチャイルドシートカバーもヘッドガードが無いと取付不可のモノも多いのでヘッドガードはあった方が都合が良い場合が多いです。

後付けのチャイルドシートは案外簡単に組み立てできる。

プロが取り付けた方が良いのは間違いないが、驚くほど簡単な作りになっているのでドライバー使うのに慣れている方はご自分でやる選択肢もある。

ハッキリ言って、失敗するようなテクニカルな作業は無い。
重要なのは最後、車体にチャイルドシート取付けるネジ4本です。

後付けチャイルドシートはドライバー一本で取り付け出来ます。


※黒はカッコいいけど真夏は超熱くなります。

⑥法律ではないが知らないと後で困るメーカーの推奨事項

ここから推奨の話をと思ったのですが、メチャクチャ長くなるのでメーカーが推奨事項を設定する意味だけお伝えします。
(決してメンドクサイ訳ではありまっせん!)

ユーザーの無茶な使い方による事故の責任回避のためにメーカーが設定している制限を推奨事項と呼びます。

あれです。

だから書いてあったでしょ?

カタログにも説明書にも!

が推奨事項ということです。

カタログで言うとすごく小さい字で書いてある部分になります。
言いにくいことほど小さく書いてあるのがカタログです。

よく読むとビックリするようなこと書いてありますから小さい字ほど読んだ方が良いです。

⑦警視庁様の自転車の乗車人員ルール

自転車の交通ルール 警視庁

この警視庁のリンク先の乗車人員を要約すると

普通の自転車でも後ろか前に一人チャイルドシートつけて乗せてOKなことに加えておんぶ紐でもう一人背負って運転してOKとあります。

オイマジかよ警視庁!
それって幼児2人乗せ自転車と人数同じになるんですけど?

大丈夫なんでしょうか?

もしこの記事を読んでなんだ、じゃあおんぶ紐でいいじゃん!と思ったアナタ…

アナタは吉田沙保里さんですか?

何があっても子供守れますか?

もし違うなら、幼児2人同乗用自転車の方が無難です。
※抱っこ紐は全国的に禁止されています。要確認。

⑧お子さん2人乗せたら荷物は乗らない。

盲点でしょ?
荷物のせるカゴが無いんです。

でも大丈夫。

皆さんだいたいお子さんの上に荷物置いてますから。

たくましく生きましょう。

よくある質問ですが、子乗せ自転車はお子さんが乗らなくなっても乗れます。チャイルドシートが不要なら外してカゴに変更もできます。

最後に、

⑨電動アシストにするべきか普通の2人乗せにするべきか?

坂道のない5キロ以内の移動なら非電動もアリ!

ただし、体力いります。

電動なんて高すぎて買ってられっか!という方も素敵です。

嫌いじゃない。

子乗せ自転車が重すぎる

電動アシストでも子育ては大変ですが、漕ぐのは超楽です。

例えアナタに熱があって子供を病院に連れていくみたいな状況でも

雨の日の大量な荷物+お子さんでも

漕ぐのは楽です。

非電動でも電動アシストでも子育ての大変さは変わりませんが、

漕ぐのは楽。

後ろから誰かが押してくれる位の楽さです。

電動アシストですからね。

子育て世帯には非常に強力なお助けアイテムになるのは間違いない。

ただし、15万前後しますからよく考えましょう。


 

以上、本当に知らないことが多過ぎる幼児二人同乗自転車の話でした。

自転車って良くも悪くも身近過ぎて、決まりがあることを忘れてしまいがちなんですが、幼児二人同乗自転車に至ってはそもそも知らないことが多過ぎるので記事にしてみました。

長いのに読んで頂きありがとうございます!
子供と一緒に自転車乗れる時間は本当に短いので大切にしてください!

ハチワレサイクルでした!

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