大丈夫です!教えます。
自転車の空気ってどこからぬけるんでしょうか?
考えたことありますか?
パンクもしてない、虫ゴムも替えたのに一か月もすると少し甘くなってる空気圧…
実はこの問い合わせ、ものすごく多いのです。何もしてないのにパンクしてる。
なぜ?
やっぱり自転車がパンクしてるのでは?
答え
空気はゴムの壁を分子レベルで通り抜けるから
ゴムの性能評価の中にガス透過性というものがあります。
ゴムがどれくらい空気を通すかっていうものです。
簡単に言うとゴムは完全に空気を遮断できない
目に見えなくてもゴムをすり抜けていくと思ってください。
だから空気が甘くなる。
パンクではなく、自然現象なんです。
久しぶりに自転車に乗ろうと思ったら空気が抜けててパンクを疑うのはこれを知らないからの典型的な例ですね。
自転車チューブのゴムはほとんどがブチルゴム
ブチルゴムはガス透過性が超低い優秀なゴムなのに強度もある。
そして何より素材として安い!
ブチルゴム最強!! クサいけど…
※空気通しやすいゴムはシリコンゴムです。
ただ、そんなブチルゴムも完全に空気を遮断できるわけじゃない。
どんな感じですり抜けるのかCO2で説明しましょう!
ゴムの壁を通る際にCO2がいったんバラバラになってCとOとOに分かれて通っていき外でまた結合する感じで抜けていくらしいです。
これが目に見えなくても空気が抜ける現象の答えです。
この現象を自転車屋さんは超簡単に、自然に抜けるって言います。
昔のヒトって感覚でこれがわかってたんでしょうね…
凄いですよね。
現代のお客さんに説明するときはゴム風船と同じというとものすごい共感を得ることができます。
この自然に空気が抜ける原理を知らないから、空気を入れないという方もものすごい多い、空気って一回入れればいいってレベルの話じゃないんです。
最低でも月に一回は確認する必要があるんです…
自然に抜けるって知ってしまったら、入れるしかないですよね?
だって、抜けるもんだって知っちゃったんだから…
食べなかったお腹が減るのと同じです。食うしかないでしょ。
新車だから大丈夫!パンク修理したから大丈夫!
じゃないんです。
入れたそばから分子レベルで抜けてます。
ハチワレが接するお客さんのほとんどがこのこと知りませんでした。
だからパンクする
だから自然に抜けたのにパンクしたと思ってしまう。
知るだけでこれだけ差がつくことも珍しいくらいの情報です。
是非知らない人に教えてあげましょう!
空気は減り過ぎる前にいれる!月一で確認!
以上ハチワレサイクルでした!
読んで頂いてとてもありがとうございます!