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何もはずさずに自転車のブレーキ調整する裏技!これを知らずにブレーキ調整するのは無謀!

なにも外さないでできる自転車のブレーキ調整
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自転車のブレーキがゆるい!でも調整の仕方がわからない!

でもとりあえずやってみよう!ということで、いきなりブレーキワイヤーを外しちゃうヒトが多い。

知らずにはずすと大変です。

でも自転車のブレーキはネジを外さなくても調整できます、なぜなら…

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自転車のブレーキにはアジャスターがついている。

超略図で説明するとこんな感じです!最近ちょっとイラストで伝わってる?感が薄いので後の方にしっかり写真載せてますのでご容赦を!

ブレーキワイヤーアジャスターの使い方超略図

アジャスター?なんすかそれ?ってひとも多いと思います!

直訳だと【調整する奴】ですね。

ブレーキワイヤーアジャスターを使えばワイヤーを開放せずにワイヤーを強く引いたり弱くしたりできるので覚えておいて損はないですよ~!

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ブレーキワイヤーアジャスターはコレ!

前側のアジャスターはコレ↓
前ブレーキは2種類ありますが機能は同じです。

やはり写真は説得力が違う!

自転車の前ブレーキのアジャスター

後ろ側のアジャスターはコレ↓
バンドブレーキとローラーブレーキで少し形が違いますが基本的には同じ。

自転車の後ろブレーキアジャスター

おそらく見たことはあるはず!でも気にもしていない存在

それがブレーキワイヤーアジャスター!

ブレーキアジャスターは自転車に標準装備されています。

買う必要は無い!ということ!

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自転車のブレーキワイヤーアジャスターの使い方

使用工具は10㎜スパナと8㎜スパナ
※両口スパナの8×10がおススメ!

スパナだと何もはずさなくても作業できるので便利です。

自転車のワイヤーアジャスターのボルトは8mmのスパナでまわせる
8mmで調整して、10mmのスパナでロックナットを締めます!だから8×10㎜のスパナが1本あれば出来ちゃうわけです。

アジャスターを使ったブレーキ調整方法

難しいこと考えずに単純に覚えて下さい!

自転車のワイヤーアジャスターを使ったブレーキ調整方法1ゆるめるとしまる

そして、

自転車のワイヤーアジャスターを使ったブレーキ調整方法2しめこむとゆるむ
ゆるめるとブレーキはきつくなり、締めこむとゆるくなる!

実際にやってみるとゆるめた分だけしまるので目視で確認しながら作業できます!
これがワイヤーを開放してしまっているとそうはいかないので、まずはアジャスターを使うのが正解です。

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ブレーキ調整した後は、必ずブレーキがしっかり効くか確認!

ブレーキレバーを握って半分より手前でしっかりブレーキが効けばOK

必ずペダルに体重乗っけて動かないか確認して下さい!
自転車のブレーキ確認方法

ブレーキの効き過ぎ確認方法

ブレーキが効くのは良いことなんですが、ブレーキレバー握ってないのにブレーキがかかっていると筋トレ状態になるので、それも確認しましょう!

自転車のブレーキの効き過ぎ確認方法
回転が止まると反対方向に動くのを確認することでブレーキが効いていないことを証明できます。

どうでしょうか?ブレーキアジャスターの存在を知ってしまうと、ブレーキ調整は思いのほかカンタンですよね?

アジャスターはユーザーのためにあると私は考えてます。

だから新車とかブレーキ調整で来るお客さんのアジャスターは締めたままワイヤーの方で調整してお渡しします。

お客さんが楽にできる方法を残してあげるのです。

私って優しい。

(誰も言ってくれませんからね…後から消したくなるけど書いておくのです。)

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アジャスターじゃどうにもならない場合

はい、すでに10㎜のワイヤー固定金具を外してしまったアナタも落ち着いて読みましょう。

ブレーキシューの減り過ぎでワイヤーがスカスカになってしまっている場合

前ブレーキの場合ですが、ブレーキのゴム(ブレーキシューと言います)がすり減ってしまうと減った分だけワイヤーも余計に引っ張らないと車輪をはさみ込めなくなってしまいます。

ブレーキシューが減っている場合はワイヤーではなくてシューを交換しましょう!

ブレーキシューが減っている状態でブレーキ調整してしまうとすり減ったシューの金属面が車輪を削り大変危険な状態になります。最悪は車輪が割れてアナタはジャックナイフして転倒します。

はいお待たせしました!

アジャスターを知らずにいきなりワイヤーをはずしてしまった場合

ブレーキワイヤーを金具から外してしまった場合はアジャスター以前の問題になります。

ただし!アジャスターの役割を知っている今のアナタには簡単な作業となること間違いなし!

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ブレーキワイヤーの張り直し方法!

皆さんがわからないのは、どの状態でワイヤー固定金具を締めこめばいいのか?

ここですね。

正解はブレーキをかけている状態のまま固定金具を締める!

でも、どうやってブレーキをかけている状態を作り出すのか?

ポイントはギュットできるかどうか!
前ブレーキワイヤーの固定方法のコツ
左手が超重要。左手で疑似的にブレーキをかけている感じを作り出しておいて、あいてる右手を使ってワイヤーを固定するだけです!ネジの向きとかはコレがやりやすい方に最初からなっていますので写真を参考にして下さい!
後ろブレーキワイヤーの固定方法のコツ

でもそんなこと言っても、どれくらいの強さで引けばいいのかわからない!

はい、アジャスターはそのためについているのです。

アジャスターを締めこんでからギュっとする場合

比較的弱い力でギュっとしてもアジャスターの余力が十分なのでアジャスターをゆるめていけばブレーキはきつくなります!

後からきつくするならアジャスターは最初は締めこんだ状態でスタートってことですね!握力弱いヒトは締め込みスタートで調整しましょう!

アジャスターを1㎝くらいゆるめてからギュっとする場合

握力強い系のヒトはギュッと握って固定するとそのままブレーキ効いてしまう場合があります。

そんなヒトは最初はアジャスターをゆるめておいて、最後に締めこんでワイヤーをゆるめていきましょう!

アジャスターを知らない場合、ギュっとする力加減だけでブレーキ調整をすることになります。

アジャスターを知っていればそんなに苦労はしません。

おおざっぱに固定して後から微調整できるんですから、使わない手はないですよね?

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ブレーキ調整の注意点!

ブレーキワイヤーアジャスターは必ず調整後にロックしましょう!8mmのナットはそのロックのためについています!走行中の振動などで何があるかわからないので固定は確実にしましょう!

ブレーキワイヤーアジャスターのロックナット

ワイヤーアジャスターはゆるめ過ぎない方が無難。

アジャスターは便利ですが実はワイヤーの外側のアウターに負担をかけます。ワイヤーアウターのストレスは消耗を早めるのでなるべくなら1㎝以内のアジャストにとどめましょう。

マウンテンバイクなどのブレーキレバー側にあるアルミ素材のアジャスターは緩め過ぎると破損の原因になります。

絶対にペダルに体重をかけて止まるか確認すること!

大事なことなので繰り返します。自転車は止まれなかったらただの凶器ですのでブレーキを調整する場合は必ずしっかり効くか確認しましょう!できれば人通りの少ないところで試乗するのがベスト!

自転車のブレーキ確認方法2

※レバーを全力で握って効くのは当然でして、それを半分の状態でしっかり効くように調整するのが大事です。

はい!皆さんいかがでしたでしょうか?

ブレーキは危ないので調整は自転車屋さんに任せるって方も多いですし、実際その方が安全なのは間違いないです。

でも、

【アジャスターを使えば何もはずさないでも簡単にブレーキの引き具合を調整できる】

これは知らないと、わかりませんよね?ですので今回記事にしてみました!

お役に立てれば幸いです!

ちょっと最後豆知識

当然のように、アジャスターをゆるめればブレーキはしまると言っていますが、その仕組みを考えたら大変面白いのでご紹介!

実はブレーキレバー側の始点と本体側のワイヤー固定点の距離は一定です。

でもアジャスターを引くとブレーキはしまる。

外側のアウター(黒いホースみたいなやつ)の中をワイヤーは通っているだけなのに、なぜ?

正解は、アウター側の長さをアジャスターで無理やり長くしているから!
赤い場所は固定されているので動きません。赤い固定点の中でアウターが無理やり長くなることで当然インナーはそれに引っ張られる形で出幅が短くなります。

まあ、知っていても何の得にもなりませんが、一応説明!

自転車のブレーキワイヤーアジャスターの原理
日本人の8割が知らない自転車のコト
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この記事を書いた猫
猫だってやればできる

自転車技士、安全整備士の資格を取得してからも10年以上、自転車を研究している自転車研究家。自転車屋的にどんな人かは記事で判断して下さい!
「知らないから損をする」「すぐ壊れるから大事にしない」それだと自転車業界の思うツボ。ママチャリの裏側を記事にする私は自転車業界の敵。だから猫の姿で失礼します。

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