自転車のサドルがボロボロなのにそのまま乗る方たち…
実は、超多い。
※タイトルの日本人の8割というのはハチワレサイクルと8割を掛けてます。真面目に突っ込まれると困るやつです。
これで乗ってるんですか?交換しないんですか?ってサドルの場合ちょっと聞きにくい。
タイヤとかならね、聞いちゃうんですけど…デリケートゾーンですからねぇ…
なぜ交換しないのか?
メンドクサイ?それほどの問題ではない?
色々考えましたが、
もしかして、交換がどれくらい簡単か知らないのでは?
という訳で、今回サクッとサドル問題やります!
サドルの役目
そう、それは自転車に座ったままペダリングできるようにすること。
長時間漕げるのもサドルのおかげ。
コイツが無ければ、
全員立ちこぎだ。
サドルって、地味に大事。いや超大事。
自転車唯一のクッションパーツ
※体に触れる部分での話。一応タイヤチューブもクッションパーツ兼ねてます。
問題はその柔らかい素材ゆえの弱さ。
サドルがボロボロになると当然「何かしないと」と考えるわけですが、
ここに罠があります。
サドルカバーに頼りがち。
皆さん、サドルが破れたから、とかお尻が痛いからと言う理由でサドルカバーを買っていきます。
かぶせるだけ。手軽で簡単だから売れる。
でも手軽なものって手軽にダメになるんですよね!( ´∀` )
防水性の高いサドルカバーとか、クッションのゲルが入ったやつとか今は色々なタイプが存在します。
※クッション性が高いけど素材的に雨が超染み込むタイプもあります。
自転車屋から見れば、サドルカバーが売れてうれしい…
しかし…
サドルカバーは根本的な解決にはならない。
サドルカバーは気休め程度に考えましょう。
気休めで良いという方は全然OK。
ほんの少しの傷、交換するまでもないような傷であれば十分な場合もありますから
ケースバイケースって場合もありますから絶対ダメとは言えませんし、効果的な使い方もあります。
サドルカバーで問題解決しようとするとサドルカバーを買い替えるサイクルに陥ります。
カバーはサドル本体より早くボロボロになります。
お尻が痛い場合はクッションではなく大きさの問題もあります。
問題解決のためにサドルカバーを買い直すならサドル替えた方が経済的
だって超簡単に交換できるから…
サドルカバーとサドル本体ってそんなに値段変わりませんよね?
念のためどれだけ簡単か説明しておきましょう。
サドルの交換方法
緩めて抜いて、はめて締める、だけ!
交換後の固定確認はサドルを横に力いっぱい回してみます。動いたらダメ!
注意 ヤグラはバラバラにしないこと!
※後で紹介する秘技をやる場合はバラバラにします。
外す時は14㎜の場合もありますが、新品のサドルで交換する場合は13㎜のナットで固定なので14㎜と13㎜どちらも対応できた方が良いですね。ラチェット持ってれば作業は涙出るほど楽です。
私はサドル交換のためだけに13㎜のラチェット買いました。
どうですか?
難しいでしょうか?難しいと感じる方はやめておきましょう。
そのために自転車屋が存在します。
こんなに簡単なことに工賃払ってたんだ…と思った方はトライしてみましょう!
何も恐れることはありません。失敗したら失敗するだけです。
※ブレーキとかタイヤとかは失敗したら危険。
もし、ヤグラをバラシてしまって金具の順番がわからなくなったら誰かの自転車でカンニングしましょう。
やってみたくなったら次はサドルをどう選ぶか?
ですよね?
サドルの選び方。
ママチャリはサドルのバネ必須!
座面のクッション性も大事ですがそれよりなによりバネです。
力を逃がし、支えるもの。
無ければこうです↓
選び方のポイント
それがわかんないのに探しても意味ないです。
座面が広いタイプ
座面が広いとお尻の受ける面圧が減ります。点で攻撃されるより面で攻撃された方が痛くないですよね?広いほうがお尻的には楽になります。
長い時間、自転車に乗るヒトやお尻が大きいと言う場合は幅広サドルがおススメです。
穴あきタイプ
座面に穴が設けられ、会陰や前立腺の負担を減らせるサドル。
今のサドルでそこが痛い場合はオススメ。
ただし、縫い目が多くなりそこから雨が侵入して濡れる的なことは増えるかもしれません。
縫い目が座面の上にないタイプを選びましょう。
↑こちらはヤグラが付いてないので今使っているヤグラをそのまま流用して取付が必要になります。
ヤグラとはコレです↓
座面が細いタイプ
漕ぎやすいです。ストレスなくペダリング出来ます。
がしかし、拷問的痛み。
拷問されたことないけど…
ママチャリのアップハンドルとの相性は悪いです。
どっしり座って漕ぐ自転車にはあまりつけません。
訳アリでお尻を鍛えたい方はお勧めです。
今ついてるのと同じタイプ
最も無難な選択。
本当にボロボロで新しくしたい方は無理して選ばず今お使いのサドルと似た感じのを選ぶのが無難。
サドル選びはお尻の悩みとの対話
自転車屋さん的には結構聞きにくい部類の問題がサドルには多い。
痔とか、病気をやったとか、女性の方ならお尻の大きさとか言いにくい問題。
悩みに応じたサドルがあるのでまずはご自分の悩みと向き合うことです。
基準は今使っているサドルなので、そこからどうしたい?をよく考えましょう。
しかし現実は皆さんそこまで考えず、「普通のサドルってどれ?」と聞いてきます。
普通?普通のサドル?
店側としては、心の中で
「し、知らないし…アナタの普通はわからないよ…」
と思いつつ、値段的に真ん中の商品を提案します。
だって、、、
わかんないもん…
無難なサドル勧めちゃいますよね?私とお客さんの最大公約数的なやつ。
サドルどれがいいですかね?って聞いてくれたら簡単です。
「これです!(一番高いやつ)」と言って利率の良い商品を提案します。
完全にボケてるつもりでも関東の方は真に受けるので最初は戸惑いました。
ちなみに自転車でそれ聞かれたら電動アシストをすすめてお客さんとの距離を縮めます。
サドルの問題を解決したいならまずは自分の悩みを明確にすること。
悩み、問題を明確にした上で、ネットで探すなり、自転車屋さんで聞くなりしましょう。
基準は今使っているサドルというのもお忘れなく‼
普通とか、どれが良いとか?それはアナタにとっての話です。我々は売上的にそこにつけ込んだりします。店員の良い商品は利率の良い商品だと覚えておきましょう。
店員さんに聞けない方もいますよね?ネットで探してたりとか…
私もそんな感じです。店員さん忙しそうだし…とか気を使っちゃうタイプ。
誰だ今嘘つきと言った人は?
聞かずに自分で探していてサドルとサドルポストが一緒になっているタイプを発見しても
安易に買わないようにしましょう。
大人が乗ったら拷問です。小学生の体重なら耐えられる。
バネが無い分低くできると謳っていますが、バネなしの衝撃は凄まじいですよ?
本当にどうしてもサドルを低くしたい方向けですが、買うなら記事下の方の秘技を見てからにしましょう。
サドルの疑問
Q. サドルを交換したいけど棒はどうすればいいの?
(サドルポストのこと)
A. サドルはサドルだけ交換できます。
サドルポストは交換する必要ありません。
Q. ヤグラにサイズはあるのか?
A. ありません。全部一緒です。
Q. サドルは純正しか交換できない?
A. 取付がヤグラ方式なら同じヤグラ方式であれば純正じゃなくても何でも付きます。
Q. レール式のサドルをバネ付きサドルに変更したい。
A. 交換は可能です。無理する場合もありますが、クロスバイクでもバネ付きを装着出来ないことはないです…が、スポーツ車でお尻が痛い場合はそもそも乗り方やサイズがおかしいことがほとんどです。
スポーツ車でとにかくお尻が痛いのがいやだという方は試しに交換してみるのもアリですね。
Q. サドルを限界まで下げる裏技的なのないんですか?
A. お待たせしました、サドルを限界まで下げたい方必見!
秘技ヤグラ返し
先に紹介したサドル固定システムのヤグラですが、
実はこれ…
ひっくり返しても大丈夫です。
背の低い方や足つきの悪いサイズをお求めの場合、ヤグラ返ししてお渡しすると安心ですね。
※ブリヂストンのアンジェリーノなどはヤグラ返しが通常仕様でしたね…懐かしい
1㎝でもサドル上げてる人はやる必要ありません。
サドルが交換できるとついてくるうれしい特典。
サドル交換を習得された皆様おめでとうございます。
特典があります。
サドルが交換できるってことは、当然サドルポストも交換できる。
いらない特典ですが、特典ってそんなもんですよね…
ポストは刻印で25.4とかサイズが必ず書いてありますので原則同サイズであれば交換可能。
買う前に必ず一度確認しましょう。サドルポスト抜いて見てみましょう。
世の中には背の高い人がおりまして、サドルを限界まで高くしてもまだ足りないということもしばしば…羨ましい…
サドル交換できればロングサドルポストに交換も可能ってことです。
サドルポストの注意点
パイプ径サイズは刻印で明記、原則同サイズしかはまりません。
サドルポストには限界線があります。
この線を超えると危険って線ですね。点線で示されているのでよく見ましょう。
注意しましょう!
はい、どうでしょう?
自転車で体に触れるパーツで最も重要なのがサドルだとハチワレサイクルは感じています。
それだけにストレスも感じやすいし、克服できた時は自転車がもっと好きになるきっかけになったりもします。
今までわからなくて交換するのをためらっていた方も、もう大丈夫ですよね?
サドルが辛くても我慢なんてする必要ありません。
替えちゃえ…
そんなアナタの背中を押せる記事になっていれば幸いです。
以上、ハチワレサイクルでした!
ここまで読んでくださりありがとうございます!