ちょっと暑すぎませんか?日本の夏って暑すぎませんか?
暑い、暑すぎる…
※夏に書いた記事です!
冬は冬でゴムが硬化して悪影響でます。
外気温39度って何?インフルエンザですか?
もう日本の夏は人が住めるような気温じゃない!
まぁ、住んでますけど!
この高すぎる気温は自転車にも悪影響が出ます!
てなわけで今回は熱で影響の出やすい「虫ゴム」をやります!
虫ゴムも熱中症になるという考え方を持つと、虫ゴム劣化の危機感が感じられるのでは?
いやでも、そもそも
虫ゴムを知らない人が急増
し、知ってますよね?、虫ゴム…
最近では年配の男性でも虫ゴムを知らない方が多くなってきております。
「ゴムパッキンある?」とか「虫ピンある?」とか問い合わせが来ることもありますが
大多数のヒトはパンクだと思って自転車屋に行ったら「虫ゴム劣化」と言われ
虫ゴムと初対面、というのが多いはず。
自転車の超重要部品「虫ゴム」
自転車の空気が抜けないように絶えず圧力と戦っている縁の下の力持ち的な部品
虫ゴムが無いとママチャリは走れないと言っても過言ではない!

その虫ゴムが、酷暑の影響で大ダメージを受けている!
人間みたいな熱中症ではないんですが、熱でゴムが膨張して圧力に弱くなって破れます。
タイヤもチューブも真っ黒で直射日光で熱吸収しまくり
熱に強いブチルゴムも影響がでないわけがないのです。
炎天下の路面温度もあれは何度くらいあるのでしょう?
アスファルトの表面温度が60度超える的な情報もちらほらありますね。
犬の散歩なんてもう完全アウトな温度です。
そんな路面を走るとチューブの中の空気もどんどん熱せられ膨張
ただでさえいつも圧力に耐えている小さな虫ゴムは熱によって更なる負担をかけられ
すぐ劣化しちゃうんですね。
もうボロボロですよ。虫ゴムも私も…
私は寒暖差疲労でグロッキー…
虫ゴムは溶けたようにグロッキー…
みなさんも熱中症には気を付けましょう。
私は炎天下作業後に激しい眠気が発生して熱中症になりました。
人間はリカバリーできますが、一度劣化した虫ゴムはリカバリーできません!
※裏技、応急処置はあります、後述します↓
虫ゴムの交換方法

交換方法は至ってシンプル!
古い虫ゴムをはずして、新しい虫ゴムをつけるだけ!
つけると言ってもそのままでは相当力がいるので水に濡らしてからつけましょう!
ちょっとつけにくいんで慣れが必要ですが、地道にぐりぐりと指で押し込んでいきましょう!
寒い冬は指が超痛くなるんでイヤな作業ですね!
注意!空気入れを持ってないと交換できません。
虫ゴムを抜くと言うことは空気を全開放するということなので、空気入れが手元にある状況で交換作業をしましょう!
虫ゴムを無事に取り付けられたら、チューブにもともとついていたように取り付けましょう!
ここであれ?どうやったっけ?ってなったら車輪が2つついてることを思い出して、そちらを見てカンニングしてOK、自転車の作業はどれだけカンニングしてもOK。
虫ゴムの交換目安は?
メーカーは1年に一回は交換するように注意喚起していますが誰のとこにも届いてません!
みなさんだいたい虫ゴムがダメになってから替えてます。
中には虫ゴム劣化だけでも、虫ゴムを知らない人が多いのでみなさんパンクした!と思い込んで自転車屋さんにパンク修理依頼されます。
でもだいたい「穴無し」
虫ゴム劣化と言われそこで初めて虫ゴムの重大さを知る。
というわけで、虫ゴムは攻めの交換が必要。
虫ゴムはできれば夏前と夏の後交換した方が良いくらい日本の夏が厳しくなっております。
パンクしたと思ったらまず虫ゴムの確認が鉄則!
今まさに自転車の空気が抜けてるって時はまずこの虫ゴムを疑いましょう!
朝学校行こうと思ったら空気抜けてる!昨日は平気だったのに!
そんな時こそ冷静に、まずは虫ゴムを確認しましょう!
バルブをチューブから抜いてみて破れていたり、穴が開いていたり、そもそももう朽ち果ててどこかに行ってしまっていたりしたら即交換しましょう。

写真の真ん中はわかりにくいですが、空気入れる際に通る空気の穴付近で劣化してます。
交換後すぐに空気が抜けなければパンクではない可能性大
空気が減ったからすぐパンクを疑う気持ちはわかりますが、落ち着いてまずは虫ゴムを疑ってみましょう。
買い置きがあればいいのですが、無ければ裏技もあるのでどうしてもって時はやってみて下さい。
虫ゴム確認の裏技※応急処置
これは虫ゴムの仕組みを知ってる上級者向けの応急処置ですが、教えちゃいます。

あくまでも応急処置的な方法ですので内緒でお願いします。あまりに虫ゴムが劣化しているとこの方法でもダメな場合がありますのであしからず!
虫ゴムにも種類がある。
最強コスパはブチルゴム製
よくある黒い虫ゴムですね。自転車のチューブもほとんどがこのブチルゴム製
ガス透過率が異様に低く、伸縮性もよいのに超安い。コスパ最強のゴムです!
劣化具合がわかりやすいからおススメ
劣化するとボロボロになるのでわかりやすいです。後述するスーパーバルブなんかはわかんないですから困りますよね。
虫ゴム4本とプランジャーセットもあります↓
アメゴム(天然ゴム)
白っぽい色の虫ゴムです。伸縮性が良く空気が軽く入れられるのでお年寄りにおススメされること多いですがブチルゴムより熱に弱いです。
あえて選ぶ理由があるとすれば空気入れる時の軽さでしょう…
空気入れがしんどいお年寄りなんかにおススメしてます。
ヤマハの電動アシストは緑色の虫ゴム使ってますが、素材的には天然ゴムです。
燃焼反応で確認すると白い燃えカスなのでブチルではない。
スーパーバルブ※虫ゴム不要
虫ゴムの代わりに円筒形の筒の中に樹脂製のストッパーが入っているタイプ
虫ゴムより寿命が長いといううたい文句です。
ただし、ずっと使えるわけではないので注意!優秀だけど完全ではない!
劣化はします!虫ゴム交換めんどくさいって方向けですね!
スペシャルバルブ※虫ゴム不要
高い。壊れにくい。使用者が少ないためなんとも言いにくいし修理でもそうそうこないが、スーパーバルブから空気が漏れていた例は知らない。ブリヂストンとかの高級車についてた記憶がある。
通常パンク修理とかチューブ交換をする時はバルブも新しくしてお渡しするが、このバルブ使用者にはこのバルブをつけて返す。
高いから。
※もちろんバルブ漏れ確認してからです。
ゴムというかバルブの話になってしまいましたが、どうせかえるなら良いやつにと思ってる方は試してみるのもアリですね!
以上!
自転車のちいさな最重要パーツ虫ゴム
知らないことも多かったのではないでしょうか?
ちなみにバルブの先端のキャップですが、奴が空気を止めているわけではありません!気になる方はこの記事もチェック!
虫ゴムは自転車屋で簡単に交換できます。
頼むのがなんか気が引けるかもしれませんが、大丈夫です。
虫ゴムを交換する人は自転車を大事にしているヒトなので断ったりはしません!
※普通の自転車屋はね!
「夏終わってやばそうなんで虫ゴム替えて下さい!」とか「今年まだ虫ゴム替えてないんでおねがいします!」
とか言われたら、このお客さんわかってるな…と自転車屋さんは思うことでしょう。
それでは!いつも読んで頂いてとてもありがとうございます!
おまけ↓
