まだ自由研究終わってないそこの君!
そして保護者様!
小学校の自由研究にいかがでしょうか?
自転車のチェーンはなぜ金属製なのに伸びるのか?
お父さんお母さん、説明できますか?
あの固い金属が自転車を漕ぐ力で、
徐々に伸びていくなんて思っていませんか?
そんな方必見。是非自由研究にどうぞ!
結論から言ってしまうとチェーンは金属的には伸びません。
そうなんです。金属的にぐにゃっと伸びたりはしません!
超強度あるのでゴリラが引っ張っても伸びません。
じゃあ、なんで最初は適正だったチェーンが走行中にハズレて落ちちゃうの?
やっぱり伸びてんじゃないの?
そこですよね?自由研究的にも…
答えはカンタン。
チェーンは削れてできた隙間の分だけ長くなる。
チェーンの連結部分はピンと呼ばれていまして、ピンが削られていくとすき間ができてスカスカになります。
その空間的なあそびがチェーンを長くしてしまう要因、つまり伸びの正体!
これがチェーンの伸びの正体
追記2025.2/3 実際に超削れているチェーンがコチラ!スゴイわかりやすい状態。

要するに、削れた分だけ隙間が大きくなってるだけで金属的には伸びてません。
遊びが大きくなってるってことですね!
下の画像よくお客さんに説明するときにやるやつです。

これ超納得されるんで、是非やってみてください。
他にも保育園などの飾りつけでやった紙のわっかを連結させた飾りもイメージしやすいです。
チェーンピンの削れ(摩耗)はどんな自転車でも起こる現象です!
漕いだチカラを伝達する超大事な部品がチェーンなので削れるのは宿命!
しかしメンテナンス次第ではこの摩耗を抑えることもできます!
自転車のチェーンを削らないためには注油が必須!
注油を怠れば、どんどんチェーンは削れます。
自転車空気は月1で見るのが基本ですがチェーンの注油は決まった期間がありません。
自転車を漕いでキュルキュル音がしたりすると油切れのサイン。
見た目にも明らかに乾燥してるな…と思ったら注油のタイミングです!
チェーンの注油の基本は「少なくうすく塗る」
どうせなら耐久性の高い油を差してメンテナンスの頻度を下げたいですし、高いと少量しか使いませんので超オススメ。
間違ってもスプレーして終了!なんてことがないようにしましょう!
しかし、まちがった注油すると逆に摩耗を促進することになるので注意!
間違った注油とはただスプレーして終わり…のやつです。

注油ダイスキおじさんにはならないようにしましょう!
なんでもクレ556をかけると解決すると思ってるのは間違いです。
余分な油はふき取るのが鉄則。
スプレーして拭き取らずに走行、もしくはしっかりたらし込んで注油してもベタベタでギットギトでは逆効果!
なぜって?チェーンについた油が砂や鉄粉などをしっかり吸着して天然の練りヤスリを作ってしまってチェーンのピンを削ってしまうからです!
今まさに練りヤスリ状態ならパーツクリーナーでチェーンを洗浄しましょう!
もし今、油でギットギトのチェーンになってしまっているならまずはパーツクリーナーでチェーンについた油を全て落としてしまいましょう!
パーツクリーナーとは油やブレーキ周りに付着したスラッジを落とす金属用の洗浄剤です。
私はパーツクリーナーでよく手を洗ってますが、油でギトギトのチェーンにも最適です。
というかコレ一択です。(昔はチェーンを灯油で洗ったりもしていました。)
チェーンは見た目キレイでうっすらと油がついていればOKです。
しっかり正しく注油すれば、寿命が伸びまくります!
でも実際どんな感じなのか知りたいですよね?
プロがどんな感じで注油してるのか知りたいですよね?
自転車のプロのチェーン注油方法!
それはサイクルパラダイスさんの超わかりやすい動画を見ましょう!
目から鱗状態になること間違いなし!そしてなんでしょう…
カッコいいですよね…手捌きとか…
以上、誰かこの摩耗しきったハチワレサイクルに注油してください!
もう少し記事を書くスピード上がるかもしれません!
てなわけで、いつも読んで頂きとてもありがとうございます!
まとめ
- チェーンは金属的には伸びない
- チェーン連結ピンが削れた分の隙間が伸びの正体
- 過度な注油は逆効果