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自転車買ったら自転車カバー必須?カバーは意外とデメリット多いしもっといい方法があります!

自転車屋さんが何言ってるんですか…売ってるくせに

売ってますね、売れてますね…

新しい自転車を買ったらカバーを買おうと思ってしまう図
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新しい自転車と自転車カバーはセットなのか?

皆さん新車買われると、必ず

「あ、カバーは?」「カバー買わないと!」

「サビちゃう!」

そう、ここなんです。

新車が汚くなる不安を自ら煽り、自転車カバーで安心を得ようとする。

これこそが、自転車カバーの売れる最大要因。

の、はず。(当社比)
※当社比って書いておけば何でも許されると信じている

自転車カバーが売れる要因は新車を新品のキレイな状態のままキープしたい新車保護精神

汚したくない、キレイなままでいたい!そんな叔母さま方にとても多い購入動機。
今はこんなお洒落なのもあります。ハンドル付きはまず前後がわかりやすいし、カバーしやすい、そしてハンドルを使って干せる。オススメしやすいモデルです。

サイズはハイバックでもそんなには変わりません。後ろカゴやチャイルドシートついてて不安ならハイバックサイズを選択しましょう。

がしかし、

若い人は買いません。男性もほとんど買いません。

買うのは叔母さま達か、子供の自転車を新調した保護者の方

自分でカバーしない人たちは結構簡単にカバーしとけば的なこと言います。

どんなけカバーするのが大変かも知らずに…
そう、どれだけやりやすくなったとは言っても実際問題、

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自転車カバーはメンドクサイ。超メンドクサイ。

自転車カバーで挫折する図

※自転車屋が書いている記事です。売りたくないわけではありません。

ハチワレサイクルは素直な子です。(子?)
毎日使う自転車に毎回カバーするのは苦行です。

できます?毎回?
私は無理。そしてカバーすら毎回できず、自転車を雨風にさらしてしまい罪の意識にさいなまれるタイプ。カバー向いてません。私は。

ただ、自転車カバーの運用方法をしっかり考えて買うヒトは本当に少ない。
皆さん愛車精神から後先考えず本当によく買って下さる。

有難うございます。

 

では、

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自転車カバーの現実問題(めんどくささ)

毎回、乗る前にカバー外して畳んで、疲れて帰ってきたらカバーする、夏は暑くてカバーしてる間に汗だく、そして蚊に刺されるし、冬は寒いし手が冷たい。少しのお買い物でも毎回カバーはすることになる。

カバー外した後どこにしまいますか?畳みますか?投げ捨てますか?
出先までまさか持っていきませんから必ず保管場所は確保したいですよね?

 

でも保管場所なんて、無いです。特に共有スペースの駐輪場はない。
広大な庭があれば話は別ですけどね…

 

それに加え、

雨降ったあとの濡れたカバーって最悪ですよね…

雨対策でするカバーなので乗りたいときに乾いている保証はないのです。
濡れたカバーは本当に最悪。雨降ってるときは自分もカッパなど着用してるわけですからさらにやること増えるわけです。

実は常に外置きのカバーってキレイじゃないんです。水にぬれたホコリ、土がつき触るだけで汚れます。

つけ外しの際に服に付くと服汚れます。もちろん手も。

雨の後はハッキリ言って嫌です。カバーが汚くなってるから本当に大変。

カバーの前後ろがわからない問題

自転車カバーのやりにくさの代表とも言えるのが、カバーの前後がわからない問題。

カバーを広げてみたものの、あれどっちが前だっけ?

とかやってるうちにどんどん手も服も汚れ、

もうどうでもいい

となります。

皆さん、買うのなら少しでも続けられるように、前後がよくわかるタイプにしましょうね…
取って付きなんてのもあります。これなら前後わかりやすいし、雨の後乾燥させるために干す時もやりやすいですね。

実は叔母さま方が自転車にカバーするのも最初だけ。
自転車もカバーも新品のうちはやるんですが続きません。
だって、メンドクサイですから。それだけに、問題なく毎回できているヒトは尊敬に値します。

ではなぜ?そんなメンドクサイ自転車カバーを売るのか?
叔母さま方や親御さんの愛車精神につけ込んだ商品なの?

そうです。

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自転車カバーは自転車の長期保管用

自転車カバーって長期保管用だと思いますの図

長期保管用じゃないですかね?

毎日使う想定されてるか不明ですが、毎回カバーを外したりかけたりって現実的じゃないんです。

軽い気持ちで続けられるモノではないのです。

 

よほどカバーを楽にする環境をご自分で整えないと無理だと思います。
外したカバーを楽にしまえる場所と、カバーを干したりカバーのための環境が要ります。

もちろん気になるヒトは毎日かけると良いんですけど、雨に濡れなくてもサビは出ます。
毎回カバーすることで自転車が守られるなら努力する価値はありますが、大変さに見合う恩恵はそこまで無いと思います。

だって、自転車って外で使うものだから、濡れたりよごれたりしたままカバーすれば結局同じことです。唯一紫外線からゴムを守ることに関して優位性があるくらいでしょうか…

空気中の湿気や結露でもサビや出ますし、運転中に雨降ってきたら濡れて、拭かずにそのままカバーかけたらサビが発生します。

本来の使い方というか、賢い使い方は長期保管用。

長期保管と言っても色々あります。本当にたまにしか乗らなくて外に置くしかない人だったりは重宝すると思います。

倉庫の中、庭、駐輪場問わず、長く乗らない状態が予想される際に埃や雨避けをするために使うのではないでしょうか?

ただし、外で長期保管するのには問題もある。

カバーと風の問題

外で自転車カバーをかけたままだと強風でカバーが飛んでいってしまったり、破れたりします。

そしてカバーが風でバタつく音が近所迷惑になったり、カバーすると風を受けやすいので自転車が倒れやすくなる。

と言う訳で、長期保管するにも倉庫の中とか以外ですと、結構気を使わないといけません。

自転車カバーが風で飛ばされる図

外で長期保管するならポリエステル製が良い。

厚手の布製とか書かれたのがこの類です。室内ならEVAでも可。

自転車カバーの生地 ポリエステルの場合
布製と書かれたカバーは大体ポリエステル製。しっかりしている印象。
大体のものは平織生地でタフタ製法。経糸と緯糸が違う本数で編まれるらしい。
400Dとか200Dは糸の太さによる生地の厚さ。
EVAの場合 エヴァンゲリオンとは関係ありません。
防水性を含む対候性に優れた生地という認識だが熱に弱い。安いEVA生地は熱でボロボロになるイメージしかない。ビニールっぽいというか安いシャワーカーテンのようなものはやめた方が良い。しっかりコーティングされた高いやつなら何とかなるかも。
ただそんなの探すなら最初からポリエステル製を選んだ方が無難。
EVAで黒色は日本の夏には向かない可能性大。(感想です。)
私の知らない商品もたくさんありますから!
EVA樹脂物性と特徴、メリットデメリットを解説 | 株式会社MAZIN
軽量で、柔軟性、弾力性に優れ、寸法安定性が高いという特徴があります。クッション性が求められる各種緩衝材や、フロアーマットなどに使用されます。EVA樹脂を扱う注意点や、よくある課題への対策についてまとめています。

evaは何と言うか紫外線には強いらしいのですが夏の日差しの熱で変質し、すぐパラパラと儚く散ってしまう感じが好きじゃありません。亀裂が入るとそこから一気に終わります。加水分解的(ゴムがべたつくアレ)なやつも起こります。シャワーカーテンっすかコレ?ってのは不安しかないですよね。

柔らかくて素材感は良いのでしょうが、最近の日本の夏には向かないと思う。
※個人的な感想です。安いEVA売って苦情が多かったのもトラウマになっているかもしれません。

自転車カバーをお探しの方で、ここまで読んで頂いて心が折れていないヒトは、ポリエステル製のいわゆる布製の自転車カバーをお求めになった方が良いと思います。

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真面目に考えたらカバーなんて無い方が楽です。

屋根のある駐輪場ならまず不要。
雨や日光を防げないふきっさらしの場所ならあった方が良い。

ただしその場合は問題なくカバーし続けられるように、カバーのしまい方やかけ方をご自身で工夫しないと苦痛になること間違いなし。環境づくりですね。

 

汚れたら自転車を拭くという単純な選択肢が抜け落ちている。

自転車カバーをしていてもいずれはサビるし、乗れば汚れも出るし拭かずにカバーをしてしまえば永遠と汚れは落ちないのが自転車。

 

自転車カバーがどうのこうのではない

自転車は、拭かない限り、
掃除しない限り

 

キレイにはならない。

 

自転車カバーより自転車を拭く意識を持つことが長持ちのコツ

 

何故って?

拭いてるうちに色んなところが見えてくるからです。


普段グリップとサドルとペダルくらいしか触らない自転車も、拭き上げていくと色々気づくことがあると思います。

 

だから拭いた方が良い。ああ、タイヤ減ったな、空気も入ってないな、あれここサビてる…何か泥除け曲がってるなとか、ブレーキシューが1個無い!とか(大問題)

拭かないと見えない部分ってあります。

自転車カバーがメンドクサイなら拭くことを覚えようの図

汚れたら拭けばいいし、濡れたら拭けばいい…汚れたままカバーしてるなら汚いものに蓋をしてるのと変わりありません。

そして自転車を拭くのであれば、これを紹介せずにはいられない…

我々にはコレがある。瞬間サビトリ

ぼろ雑巾と瞬間サビトリがあれば大丈夫。
自転車カバーをしまうよりよっぽど保管が楽。穴の開いた靴下でも雑巾になりますし…

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まとめ

はい、という訳で自転車カバーについてでした…

楽天とか見ると結構上位に売れてるらしいですが、やはり新車の時だけでもという感じで売れているのでしょう。逆に割り切って最初だけってヒトはいい買い物してるとも言えます。

取っ手付きや前後がわかりやすいナイスな自転車カバーもあります。

が、今回の記事はそういう次元の問題じゃない。

めんどくさいんだよ!毎日なんて無理という方に、それが当然だよと言ってあげるのが自転車屋さんじゃないかな?と思って書きました。

自転車カバーが続けられなくても決してあなたがダメなヒトってわけじゃない。
そんなことで劣等感を感じる必要なんてありません。

メンドクサイ自転車カバーが100%悪い。アナタのせいじゃない。

カバーしてるってだけで自転車を大事にしてるなんて誰も思わないので安心してください!

迷走してきたのでそろそろ強引にまとめましょう!

新車を買う時に大事にしようと思った心は尊いですし、素敵です。

ただ、その大事にする方法はカバーすることだけじゃないですよ?拭いたりメンテしたりする方がよっぽど大事ですよという記事でした。

 

自転車カバーもして、拭き上げやメンテもするのが自転車にとっては最高な環境なのは間違いないです。

 

今回も読んで頂いて有難うございます。他にもこんな感じの「へぇ、そうなんだ…」となるだろう記事を書いてますので良ければお暇な時にでも是非読んで頂けると嬉しいです!

 

それでは、ハチワレサイクルでした!
カバーも拭き上げも何もかもがめんどくさい方にはコチラがおススメ↓

日本人の8割が知らない自転車のコト
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この記事を書いた猫
猫だってやればできる

自転車技士、安全整備士の資格を取得してからも10年以上、自転車を研究している自転車研究家。自転車屋的にどんな人かは記事で判断して下さい!
「知らないから損をする」「すぐ壊れるから大事にしない」それだと自転車業界の思うツボ。ママチャリの裏側を記事にする私は自転車業界の敵。だから猫の姿で失礼します。

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