お年寄りには小さい自転車がおススメなのか?
26インチが普通だとするとここでは24インチ以下のミニサイクルを小さい自転車とします。
いくら足がついて安全だからって言ってもね、
体に合ってない自転車ってのは超乗りにくいんです!
足がつけばなんでもOKという考え方のヒトも多いんで乗りやすさなんて気にしないかもしれませんが
小さい自転車はお年寄りなら、なおさら乗りにくいはず。
だから普通はおススメしないんですが、私はあえておススメしています。
なぜって?
結論
私がドSだからです!
ち、ちがくてですね…
いやほんまちゃうねん!
結果的に、乗りづらい自転車のってた方が刺激があるから元気になるよ!って話!
要するに、乗ってると体力つくんで、最初文句言うかもなんですけど、おススメできるってこと!
ほな今回も詳しくやっていきましょう!
お年寄りだからこそ低い自転車がおススメ!
これはなんとなくわかりますよね?
低い自転車なら足もつくし、立ちごけする心配も少ない!

が、しかし!
低い自転車をススめるけど、乗りやすいなんて一言も言えない…
若いヒトでも、子供用の22インチ乗れ言われたら乗れるけど超しんどいと思います。
私は子供用の3輪車で爆走できますが、訓練してるので平気なだけで…
お年寄りで心配だから
低くて乗りやすくて安定感のある自転車が欲しい!
そんな自転車を探してるそこのアナタ…
んなんもん、ない。
ないんだよ!
みなさん低ければ安定して安心だと思ってるだけで、実際は違います。
ちょっと考えが浅いんです。
というか低くて安定する自転車があったら逆に教えてほしい!
あるやん…でも高いな…電動アシストと値段変わんない…
実は両足がつくほど低い状態で乗るってことは、「めっちゃ乗りにくい自転車」ってこと

両足がつくから止まる時こけない!ただそれだけ!
20インチとか24インチの低い自転車が安全というただ一点の利点は、止まる時の安定性のみ!
大体こける時って、急に止まる時なんでここさえ対策すればまあこけへんやろ、みたいなね…
でも実際、両足つく自転車ってめっちゃこぎにくいんです!
自転車のサドル位置の考え方はコチラ↓
目からウロコと称賛の声多数あるとかないとか…
小さい(低い)自転車が乗りにくい原因
サドルをめっちゃ下げるとか、小さい自転車に乗るってことは、乗りにくくしてるのと同じこと!
実際に乗ると、ペダルが一番上に来るたびにバランスをとる必要があって安定はしません。
変な話ふらつきやすくなります、がバランスをとることが刺激になるんです!
小さい小学生とかなら全然平気なんですけど、お年寄りとなるともう全然はなし違いますから…

小さい自転車ならペダルも下の方についてるからこぎやすいんじゃない?
そこまでちゃんと考えて設計されてんちゃうん?
と思ったら大間違い。
そんな設計されてません。

ただ、よく考えてみて?
お年寄りって元気な方が良くないですか?
毎日介護せなあかん状態より、元気すぎて多少イラつくくらい元気が一番いいと思います。
乗りづらいからおススメしないとかってお利口な考え方ですが、長い目で見ると案外変わってきたりもします。
楽こそ人をダメにする原因!?
ほとんどの自転車屋さんが、お年寄りには楽な自転車を勧めると思います。
でも実際は小さめの電動アシスト勧めたり、お客さんが言う安全を最優先して乗りにくい小さめの自転車を勧めていると思います。
たぶん葛藤もあると思います。
でもね、良いんだよ、
乗りにくい小さい自転車ススメて全然OK
だって、お年寄りはそれを安全だと思って疑わないし、
しかも乗ってるうちに元気になるんだから…
楽って結局ヒトをダメにするんで、
元気でいるにはぜったい刺激が必要だとハチワレサイクルは考えます。
階段の方が健康に良いのにエレベーター設置する家ってあります?
階段上がれるお年寄りの方が元気ですよね?
車で言うたらプリウス乗るより、ミッション車のジムニー乗ってた方が断然安全だと思います。
(注意して乗るってことね…)
私は勝手にそう思ってます。
サドルを低くするとヒザが高く上がって太ももの筋肉に超負荷がかかるんで
太ももの筋肉が鍛えられます。
重心が高くなってフラフラもするので、バランス感覚をいつまでも気を張ってないとまっすぐ進みません。
これもとても良い刺激になります!バランス大事!
そして漕いでも漕いでも進まないし、スピードも出ないので事故の危険も減る!
楽に乗れてスピードも出る自転車なんて危ないですよね?
お年寄りが楽に乗れる自転車って逆に危ないんです。
え?お前自転車屋の店員として大丈夫?という意見はごもっとも。
お年寄りにキビシクない?とかなんか恨みでもあんの?とか言われそうですが
年に数千台売る店にいると逆にこうなります。
※普通に自転車のり続けてるお年寄りには電動アシストをめちゃくちゃ勧めてますけどね!
年老いた親に買う自転車に願うことは快適さではなくて
「ただただ、こけないこと」
それだけの家庭が多いように感じます。
電動アシスト自転車なんて楽すぎて免許返納しても車とそんなに移動かわんないんじゃない?
くらいまで進化してますが、
電動アシストは違う意味で刺激になります。新しい乗りモノに乗るってだけでチャレンジです。
自転車が体力づくりを推し進めてくれるなんて超ステキ。
小さければ何かあっても両足が地面にしっかりつくし!

はい、どうでしょうか?
親が免許返納して移動に困ってる人もたくさん知ってます。電動アシストにしようか、普通ので良いのか?
困ってる人めっちゃ多いのも知ってます。
我々からするととてものりやすいサイズじゃないんですが、お年寄りは家族に転倒して怪我や骨折などして迷惑かけたくない一心で小さい自転車を選んでしまう傾向があります。
「いいですか?超乗りにくいですよ?」と言っても聞く耳持たず、買って行かれます。
ただもう、そこで悩む必要は無い。
冗談ではなくいい刺激になるのは間違いないです。
運動にもなります。
自転車屋さんはサイズが合っていてのりやすい自転車が一番安全だと思ってますが、ご家族の方は、こけないことが一番大事ということが多いです。
ご家族と一緒に買いに来るときはこの感じで接客すると場が和みます。
まあ、家族にもよりますけどね…
お年寄りにありがちなケンケン乗り問題

ケンケン乗りできるお年寄りは大丈夫です。
どのサイズ買っても結局、乗り降りが着地なので自転車のサイズ関係ないんですね。
だから逆に小さい自転車買うと、危ない目に合う可能性も出てきます。
ケンケン乗りの方は、ブレーキ調整だけしっかりしておきましょう!
あと必ず左右両手でブレーキするようにだけ言ってあげて下さい!
ケンケン乗りの欠点はブレーキしながら降りるんで動いてる状態で足を付くこと!
そりゃ足腰弱ってたらこけますって!
片手だけでブレーキだと制動距離めっちゃ伸びます。つまり止まれないんで必ず両手でブレーキ!
そこだけ念押ししておいたらまず大丈夫です。
自転車のケンケン乗りは元気な証拠ですからね!
この乗り方しかできないヒトに電動アシスト自転車を売る時の説明がマジでしんどい。
じゃあ、大人用三輪自転車はお年寄りにおススメなのでは?
あれは別次元です。別の話です。
売り上げに困ってたら25万位なので勧めるかもしれませんが、普通ならすすめません。
運搬車ですからね…乗りやすいとかこけるとかそういう問題じゃない。
重いもの運ぶ自転車をお年寄りに勧める意味が分からない。
こけますし…
こけて骨折したから安定したものを、とお求めならまず歩くことから始めないと、またこけます。
足腰が弱ってたらどんな自転車に乗ってもこけます。
電動三輪自転車なんて凄い勢いで自販機とかに突っ込んでますからね…
自転車屋が凄くおススメしてくるなら、「ああ、売り上げ困ってるな」と思って間違いなし!
大人三輪車は勧めませんが、ご家族の心配と自分の安心に最適な自転車となると小さい自転車となってしまうんでしょうね…
絶対乗りにくいけどね…
階段の多い街のお年寄りはみんな足腰が元気だって言うし、
楽なものだけが良いものなんて結局、自転車屋さんのエゴでしかない。
どうしても楽な自転車が欲しいなら電動アシスト自転車一択!
ある程度元気で、免許返納してこれから自転車で頑張っていこう!っていうお年寄りはここまでのサイズ感を参考に電動アシスト自転車デビューしてみましょう!
パナソニックはバッテリーの取付角度を見直してサドルを低く出来るようにしてあります↓
変な話ですが、電動アシスト自転車も超刺激になります。
今まで乗ったことない自転車、違う感覚、どこまでも走れそうな高揚感。
未知なものに乗るということは、刺激でしかない!ちょっと若返ること間違いなし!
新しい刺激って大事ですよね!
小さいサイズの電動アシスト自転車だってあるんです!
はい、というわけで今回は高齢の親御さんを持つ若い世代に伝えたい記事でした!切実ですが一旦突き放して刺激を与えるってのも悪くない選択肢だと思います。
こけたらケガして介護が必要になる可能性もあるので十分注意して自転車選んで欲しいものです!
70歳以上は歩道走ってOKですからね!徐行のみですけど!
こんな考え方もあるのか~くらいで気が楽になって頂けたら幸いです!