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自転車のパンク修理は接着じゃない、今までの失敗はコレのせいかも!

自転車のパンク修理の極意を伝えるブログのアイキャッチ画像
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みなさんこんにちは!

今日もこりずにハチワレサイクルです!

今回はパンク修理の話!コレを知らずにパンク修理するなんて信じられない!と言うくらい大事なこと!

でもね、やり方とかは書きませんのでそれ希望のヒトはゴメンナサイ

ただし、

ページ閉じてやり方のサイト探す前に絶対見といた方が良いのは間違いない!

ここでは【パンク修理 やり方】よりもっと重要な

これ知らんのに何でパンク修理できると思ったん?

パンク修理をただの接着やと思ってない?

みたいな

パンク修理の根本的な話をします!

パンク修理ってどんな仕組みでゴムをくっつけてるんだろう?と疑問なヒトも読んで損なし!

ドヤれるぜ…

自転車のパンク修理の根本を知らないから失敗するヒト

駆け出し自転車スタッフも知っといた方が成功率上がるんでおススメですよ!

それではさっそく核心から

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パンク修理は接着じゃない、圧着です!

圧着!

まずはじめに、

接着剤でくっつけるイメージは捨てよ今すぐ捨てよ!

実はもっと高度な術式をパンク修理では行っているのです!

ゴムとゴムを同じ伸縮率を保ったまま同化させるのは接着剤では無理!

自転車のチューブに貼るゴムパッチもまた同じように伸縮しないとチューブとして機能しないのは明白!

ってことで、圧着が超重要なキーワード!

圧着って何?どういうこと?

圧着はおしつけてくっつけるってこと!

接着剤を塗ってそこにくっつけて乾くの待つみたいなイメージで作業してるヒトいませんか?

あかんで~?

失敗するで~?

ってたぶんほとんどのパンク修理失敗は

この圧着不足が原因

接着剤ぬってパッチ貼ってくっつくの待っててもダメです。
パンク修理キットの説明書見て、何となくゴシゴシ押し込んでもダメです!

圧着せなあかん!

え?じゃあゴムって圧着すればみんなくっつくんですか?

くっつくわけなかろう…

そうなんです。ゴム同士をただ単に圧着してもくっつくわけがない…

そこで登場するのがゴムノリ君。

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ゴム同士の圧着にはゴムノリの役目が超大事

実はゴムノリって接着剤ではないんです。
※商品的にはエコセメントというものが多いです。エコセメントをゴムノリと通称で呼んでます。

だから塗って貼ってハイ終わり!ってわけにはいかないんです。

ゴムノリはゴム同士を同じ伸縮率でくっつけるためにものすごい重要な役割をしています!

結果的に接着してるんで、接着剤って言ってもいいんですけど

パンク修理の失敗の原因にもなるので言いません。

ゴムノリは加硫剤

え?なに加硫?って何?

なんか溶けそうで怖!

加硫剤と言っても主成分は硫黄です。つまり硫黄を加える的なイメージです。

この時点で接着とはかけ離れちゃいましたよね!

硫黄じゃ接着できませんもんね、

加硫とはゴム表面の分子構造を解きほぐしてくれる化学反応!

ゴムとゴムノリの主成分の硫黄が反応するとゴムの分子構造が変化します。

硫黄ってあの腐った卵みたいなあの匂いのやつ。温泉の成分でもメジャーです。

普段は圧着しても絶対くっつかないゴム同士がくっつくのは硫黄がゴムに反応をしかけて分子レベルでくっついてるからなんですね!

ゴムノリが自転車のゴムチューブを加硫反応させるイメージ図

※化学でいうともっとめんどいんですがイメージで!

ゴムノリの成分の硫黄がゴム表面をわちゃわちゃしてくれるってわけですよ!

説明、雑!

もっと簡単なイメージで言うとですね!

加硫するとツルツルのフローリングがマジックテープの床になった感じにしてくれる…

で、同じように加硫して分子構造解きほぐしたスリッパで歩いたらもう動けない!みたいな

マジックテープがガシっとくっつく感じ
※マジックテープは登録商標です、正しくは面ファスナー

ゴムの加硫とは
ゴムの製造工程では、必ず「加硫(かりゅう)」という工程を経る必要があります。実施しなければ、私たちが想像する弾力性を持ったゴムになりません。しかし加硫は一般的な語句ではなく、あまり意味を把握していない方も多いのではないでしょうか。当記事では...

加硫反応の準備完了の合図
(ゴムパッチを貼っていいタイミング)

ヤスリがけしてチューブ表面の離型剤を剥がしたらゴムノリを塗るんですが、塗ってすぐにゴムパッチを貼ってはいけません。

離型剤→自転車のチューブの表面のコーティングです。製造時に型からうまくはがれるようにする意味合いや、チューブに対候性をもたせる意味合いなどがあります。

まだ加硫終わってないんで…

塗ってからノリが乾きます、その後少しテカリがでるんですね…

これ超わかりにくいんですけど、ノリが乾いてからテカリが出たらOK!

途中で目を離すとわかんなくなりますが、そういう時は5分から10分待ちましょう!

でそこから圧着が始めましょう!

自転車のチューブの加硫反応が終わり準備完了のイメージ図

めっちゃ叩きます!!!

自転車のパンク修理で重要な圧着をするイメージ図

叩く工具は気にしなくてOK、プラスドライバーの柄の部分とか自信のある方は正拳突きでも可!

かなりしっかり叩くので、チューブを傷つけるようなものがない場所で叩いてください!

叩く人と叩かないヒト最近は分かれてるようですけど、どちらにしても、親の仇のように叩いたり、にくい奴をぶち〇すようにタイヤレバーでごしごし圧着したりするのが一般的なプロの所業です。

私は叩いてからゴリゴリ押しつぶしてます。

自転車のパンク修理の圧着で仕上げをするイメージ図

ゴムの加硫反応を利用して

ガシガシ圧着して両方の分子構造を絡めて絡めてガシガシ絡めて

ゴムとして一体化させる

こんなことしてるのがパンク修理

パンク修理で対応できないような貼っても意味ない穴の見分け方はコチラの記事で確認しましょう!

どうでしょう?

みなさんパンク修理のイメージがかわったのではないでしょうか?

え?そんなことしてたんや…みたいな

実はパンク修理用のゴムパッチって正しくはコールドパッチと言いまして

実はもう加硫してあるゴム膜をすぐ使えるようにしてくれている優れものなんです!

だから余計接着してるっぽくなってわかりにくいんですけど

良い感じに加硫処理されてるパッチをマルニさんが売ってくれてるから

簡単にほぐした分子構造同士を圧着できちゃう訳です!

パンク修理の応用で、くっつけたいゴム両方を加硫すれば圧着できることを知っていれば余っているチューブの切れ端でもパンク修理は可能です。

そしてリムテープが切れている場合もリムテープが作れちゃいますし、お子さん用の自転車の補助輪カバーなんかも作れたりします。

まあ、超メンドクサイですけどね。ほんとに余談だ…

はい今回短いですけど、パンク修理の核心部分です。

この圧着のイメージをしっかり持っているかどうかで成功率は変わります。

後のタイヤへのチューブの戻し方とかも大事ですけど

しっかりパッチが圧着できてなかったら確実に失敗します。

だって穴、ふさげてないですからね…

しっかり圧着したパッチとチューブはどんなけ引っ張ったりねじったりして

いじめても絶対はがれません…

パンク修理って簡単!っと思ってる方もいるかもしれませんが

実は凄い科学的なことしてるって知ってもらえたら書いた甲斐があるってもんです!

ほなまた!