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意外と知らない!耐パンクタイヤのデメリット3選!耐パンクだからこそパンクする仕組みを徹底解説!

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自転車のタイヤを耐パンクタイヤに交換すれば、もうパンクしなくなるのではないか?

誰もがそう思ってしまう、耐パンクタイヤという商品。

この記事では自転車がパンクばかりしていて、何かいい対策ないかな?と耐パンクタイヤをご検討中の方にデメリットを踏まえた上で正しく効果を発揮させる方法をご紹介します!
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自転車の耐パンクタイヤとは?

耐パンクタイヤの断面図

タイヤの接地面(地面側)が分厚くつくられているので、画鋲くらいなら刺さってもパンクしない。

刺さっても大丈夫なんでしょ?じゃあこれ使えばパンクしないんじゃない?

そんな風に思うアナタは、甘い。甘すぎる。

もうパンクがイヤだとか、子供がよくパンクしてるから、などの理由で本当によく買っていかれますが、実はこのタイヤには、名前とは裏腹なデメリットが存在します!
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耐パンクタイヤのデメリット

結論から言いますと、

耐パンクタイヤはタイヤ自体が硬く、空気が入ってると勘違いし、低圧走行してしまう結果チューブがタイヤの中で滑ってボロボロになる【擦れパンク】を引き起こしやすいというデメリットがあります。

擦れパンクに関してはコチラ↓

耐パンク性能以外に見落とされがちなのですがこれも大事↓

1 タイヤが重くて漕ぐのが疲れる。

刺しパンクに強くするため接地面が5mm以上あり、タイヤ重量も重くなります…

重いタイヤということは回転させるために普通のタイヤより大きな力が必要。

つまり、こぐと重い。

パンパンに空気張っても重いです。

ホームセンターなどで一度手に持ってみるとよくわかります。普通のタイヤと耐パンクタイヤ持ち比べてみましょう。数値以上の違いを感じるはずです。

学生さんなら全然大丈夫かもしれませんが、いいおとなは少ししんどいレベルで重いので注意しましょう。

2 タイヤがカタすぎて、空気が入ってると錯覚する。

耐パンクタイヤは接地面が超カタいので、空気圧チェックがしづらい。横からつまんでエアチェックしないと一生空気入れなくても良いと思うレベルにカタい。

だから空気が入ってると勘違いして、擦れパンクを引き起こしてしまうワケです。

ちなみにですが、皆さん空気入れる時にタイヤをさわって確認しますよね?

エアチェックする時って、どこ押します?

耐パンクタイヤは接地面が硬いので、押しても空気パンパンレベルだと感じることまちがいなし!

確認はかならず横からつまんで確認するようにしましょう!

耐パンクタイヤは凹まない

タイヤが凹まないのは良いことではありません。
凹まないと空気入ってるかわかりませんし、そもそも入ってると思っちゃうから空気を入れる気になりませんよね?
※全然凹まないわけではありません。強く押せば凹みます。イラストが誤解を招きそうで…

空気が減ってると思わないから空気を入れなくなる。

大問題ですよね?

で、空気はいっていると勘違いしたまま低圧走行してしまって、擦れパンクするという流れができます。
半年に一回くらいチューブ交換してるようなら空気入れる習慣をつけた方が良いです。

耐パンクタイヤの自転車買ったのにパンクしたと保証書を持ってくる方たちは、だいたいこの仕組みでやられています。

次は、肉厚タイヤならではの問題です↓

3 タイヤの内側が狭いので空気の充填量が少ない

耐パンクタイヤといって、タイヤを分厚くしてもタイヤ自体の大きさ(外径)は変えちゃダメなので、必然的にタイヤの内側が狭くなるんです。

肉厚にした分だけ、チューブの膨らむ空間が狭くなるので空気が少ししか入らない。

そして、空気の量が少ないってことは、少し抜けるだけで低圧走行の危険が増すので擦れパンクしやすくなる…
擦れパンクはコチラで確認!

タイヤの注意点はコチラでもまとめて確認できます!

安全・快適に乗るために自転車のタイヤをチェックしてみよう!|ブリヂストンサイクル株式会社
安全・快適に乗るために自転車のタイヤをチェックしてみよう!定期的に自転車のタイヤのチェックをすることで走りも軽くなり、リム打ちパンクや走行中のトラブルを減らすことができます。

ブリヂストンさんによると、空気圧が3気圧から1.5気圧まで減ると65キロのヒトの場合約30キロの荷物を載せた状態まで重くなるそうです。(26インチに軽快車)

空気は入れた方が良いですね…

以上3点!

どうでしょう?何かメリット感じましたか?

重い上に、わざわざ擦れパンクを起こすように仕組まれているようなタイヤですよね?

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唯一のメリットは耐刺しパンク性能のみ!

冒頭の繰り返しですが

刺しパンクには強い…金属のバリとか、5mm以内の短い針とか画鋲とかなら大丈夫。
肉厚タイヤを突き破れない弱い針ではパンクしません。

それだけ?

はい…それだけなんです…

耐パンク自転車に乗る方のほとんどが、刺しパンクではなく擦れパンクで来店されます。
空気が入ってると勘違いするタイヤの作りなので、擦れパンクによるパンクが異常に多いのです。

ではデメリットを踏まえてどうすれば良いのか?

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耐パンクタイヤを最強タイヤに変える方法

もうおわかりですよね?

方法は1つ。

正しい空気圧確認方法を覚えて、最低でも月一回必ず空気圧を確認すること!

普通のことをするだけです。
※自転車の空気は一度入れたら一生抜けないと思っている方も多い時代なので普通じゃないかもしれませんが…

空気の入れ方、超基本はコチラ↓

出先でお子さんの通学自転車がパンクしないように親御さんが選んだり、悪路走行でパンクが心配な方もいるでしょう…

耐パンクタイヤとはそういう方々の心の隙を狙った商品です。

空気圧メンテの習慣がないお客さんになんの説明もせずに販売していては、ゴミを売っているのと同じです。

耐パンクタイヤはゴミ

※↑個人(猫)の感想です!

本来、パンクが怖いならどんなタイヤでも空気を定期的に入れるだけでOK、何かが刺さるパンクは運です。本来はそうなんです。空気しっかり入れてリム打ちパンクしないように気を付けて乗っていればそうそうパンクはしません。

しかし、デメリットを知らずに耐パンクタイヤに期待だけして使用した場合、擦れパンクを引き起こすのは時間の問題。

特に中高生のお子さんのために親御さんが良かれと思って買っていくパターンが危ない。買って満足して結局空気入れないので半年後にまたパンクです。


何もメンテしなければ確実にパンクします。

自転車の空気は一か月に10%くらい抜けると思ってください。半年何もしなければ約半分まで空気抜けます。

誰かが教えてくれればパンクなんてそうそうしないんですけどね…

※普通のタイヤも同じですが耐パンクタイヤよりは気づきやすいですね。

月1で必ず空気圧メンテをする。

それだけ、それだけで最強タイヤです、少し重いけど。

要するに、デメリットを知った上で月1でしっかり空気圧をチェックして乗れば刺しパンクはもちろん他のパンクも起こりにくいただの重いタイヤだと言えます。

月1月1とうるさく言ってますが、チューブの中の空気は自然漏洩しますから、入れたそばから分子レベルで抜けてますからね?

抜け感がわかりにくい耐パンクタイヤは普通のタイヤより空気圧メンテをしっかりする必要があるってことですね。

空気圧どれくらい入れたらいいのかわかんない方はこちらを見ましょう!

耐パンクタイヤじゃなくても基本は同じ。

普通のタイヤでも、毎月1回、入れる入れないにしろ空気の確認をして、減ってたら空気を入れる人は、そうそうパンクしません。

モノに頼る前に、空気を入れないとパンクするという基本、大前提を知るほうがよほどパンクしにくくなります。

お子さんの自転車をパンクさせたくないなら耐パンクタイヤに交換してしっかりと空気圧メンテをする習慣をつけさせると親御さんは楽になります。経済的ですし。

タイヤ、チューブの生産地はパンクに何も関係しない。

よく言われるのが中国製だからパンクするんだろうとか、ブリヂストンタイヤは国産だからいいよねとか…

そもそもブリヂストンは自転車用タイヤ作ってません。

ブリヂストンは自転車用のタイヤ作ってません!

ちなみに、ロゴがブリヂストン、パナソニックでも中国製です。ブリヂストンは自転車のタイヤ製造してません。パナはパナレーサーという国内ブランドありますが、安めのは海外で生産されています。

ただどちらもメーカーとしての監修力が高いので海外製だとしても品質が良い。

OEMだからと言ってバカには出来ないのです。

タイヤやチューブ選ぶ際に、良いもの!とか国産品とか選びたいかもしれませんが、空気入れる習慣が無いヒトはどこの国のタイヤチューブを使っても同じです。

パッケージに書いてある商品の良い所は空気をしっかり入れた状態での話です。


 以上!
空気圧メンテをしないと、どんな良いタイヤを使ってもゴミ同然ってことですね!
耐パンクタイヤの性能を引き出したいならまず空気を入れる習慣がないと無理。最初は自転車屋で入れてもらって空気圧を指の感覚で覚えて継続して適正空気圧を維持できるようにしましょう!

これからも細々と頑張ります。読んで頂いて本当にありがとうございます!