このページにはPRが含まれます。

意外と知らない!耐パンクタイヤのデメリット3選

自転車の耐パンクタイヤをご存じでしょうか?
パンク対策でまず思い浮かぶ商品、パンク防止剤と肩を並べる強者。
※個人(猫)の感想です。

耐パンクタイヤの断面図

刺さっても大丈夫なんでしょ?じゃあこれさえ使えば大丈夫!

ってイメージですけど実は意外なデメリットが存在するんです!

スポンサーリンク

耐パンクタイヤのデメリット

1 実は漕ぐと相当重くなる

刺しパンクに強くするため接地面が5mm以上あり、タイヤ重量も重くなります…

重いタイヤは回すのにより大きな力が必要。

つまり、漕いだら重い。

パンパンに空気張っても重いです。元気な学生向けです。
一般的なタイヤが500グラムぐらいだとするとこの手のタイヤは800グラムくらい実際はそれ以上の重さを感じるので不思議

2 実は空気が入ってるか分からなくなる

このタイヤ、接地面が超硬いので空気抜いても普通に空気入ってるくらい押してもビクともしないので空気圧チェックがしづらい蔵人向けの商品。横からつまんで空気確認しないと一生空気入れなくても良いと思うレベルに硬い。

皆さん空気入れる時にタイヤを押して確認しますよね?
あれ、どこ押します?

耐パンクタイヤで接地面を押して確認してもパンパンに空気入ってるくらいの硬さなので必ず横からつまむようにしましょう!

耐パンクタイヤは凹まない

凹まないのは良いことではありません。
凹まないと空気入ってるかわかりませんし、そもそも入ってると思っちゃうから空気を入れる気になりませんよね?
※全然凹まないわけではありません。強く押せば凹みます。イラストが誤解を招きそうで…

で、勘違いから低圧走行してしまって、擦れパンクするという流れができます。
半年に一回くらいチューブ交換してるようなら空気入れる習慣をつけた方が良いです。

3 タイヤの内側が狭いので空気の量が少ない

タイヤ分厚くしても外径は変えちゃダメなので内側が狭くなるんです。

よくハウジングが狭いと言います。
チューブの膨らむ空間が狭くなるので空気の充填量が少なくなるわけです。

だから空気が少ししか入らないんです。空気の量が少ないってことは、少し抜けるだけで低圧走行の危険が増すので擦れパンクしやすくなる…
擦れパンクはコチラで確認!

以上3点!

どうでしょう?何かメリット感じましたか?

わざわざ擦れパンクを起こすように仕組まれているようなタイヤですよね?

唯一のメリットは耐刺しパンク性能のみ!

刺しパンクには強い…金属のバリとか、5mm以内の短い針とか画鋲とかなら大丈夫。
肉厚タイヤを突き破れない弱い針ではパンクしません。

それだけ?

はい…それだけなんです

耐パンク自転車に乗る方のほとんどが、刺しパンクではなく擦れパンクで来店されます。
空気が入ってると勘違いするタイヤの作りなので、擦れパンクによるパンクが異常に多いのです。

ゴミ商品を宝に変える方法

※ここから先も引き続き、個人的な感想です。

 ハチワレサイクルではこの手の商品をゴミ認定しております。
積極的に販売しません。大人の事情で入れると売れていくのです…

出先でお子さんの通学自転車がパンクしないように親御さんが選んだり、悪路走行でパンクが心配な方もいるでしょう…

耐パンクタイヤとはそういう方々の心の隙を狙った商品です。
空気圧メンテの習慣がないお客さんにとってはゴミと同じレベルという訳です。

耐パンクタイヤはゴミ

※↑個人(猫)の感想です!

本来、パンクが怖いならどんなタイヤでも空気を定期的に入れるだけでOK、何かが刺さるパンクは運です。本来はそうなんです。空気しっかり入れてリム打ちパンクしないように気を付けて乗っていればそうそうパンクはしません。

しかし、デメリットを知らずに耐パンクタイヤに期待だけして使用した場合、擦れパンクを引き起こすのは時間の問題。


何もメンテしなければ確実にパンクします。

※普通のタイヤも同じですが耐パンクタイヤよりは気づきやすいですね。

耐パンクタイヤはしっかり空気圧メンテすれば最強

ここまで読んでくださった方はもうお気づきのはず!
長いよハチワレ!

要するに、デメリットを知った上で月1でしっかり空気圧をチェックして乗れば刺しパンクはもちろん他のパンクも起こりにくいタイヤだと言えます。

月1月1とうるさく言ってますが、チューブの中の空気は自然漏洩しますから、入れたそばから分子レベルで抜けてますからね?

抜け感がわかりにくい耐パンクタイヤは普通のタイヤより空気圧メンテをしっかりする必要があるってことですね。

空気圧どれくらい入れたらいいのかわかんない方はこちらを見ましょう!

空気を入れる習慣こそが最強の耐パンク

普通のタイヤでも、毎月1回、入れる入れないにしろ空気の確認をして、減ってたら空気を入れる人は、そうそうパンクしません。

モノに頼る前に、空気を入れないとパンクするという基本、大前提を知るほうがよほどパンクしにくくなります。

お子さんの自転車をパンクさせたくないなら耐パンクタイヤに交換してしっかりと空気圧メンテをする習慣をつけさせると親は楽になるかも知れませんね!

自転車さん的には耐パンクタイヤより耐摩耗タイヤ

耐パンクタイヤは重いので耐摩耗タイヤの方が断然おススメです。

何かが刺さってパンクって実は少ないのでそこにお金かけるなら摩耗に強くて長持ちする方が自転車屋的にはお勧めです。

空気もいっぱい入って、しっかりしてて、長持ち…まあこれも空気メンテしないと普通のタイヤと同じなんですけど…

ちなみに、ロゴがブリヂストン、パナソニックでも中国製です。ブリヂストンは自転車のタイヤ製造してません。パナはパナレーサーという国内ブランドありますが、安めのは海外で生産されています。
ただどちらも困ったことにメーカーとしての監修力が高いので海外製だとしても品質が良い。


 

以上!
空気圧メンテをしないと、どんな良いタイヤを使ってもゴミ同然ってことですね!
耐パンクタイヤの性能を引き出したいならまず空気を入れる習慣がないと無理。最初は自転車屋で入れてもらって空気圧を指の感覚で覚えて継続して適正空気圧を維持できるようにしましょう!

パンクに対して核心的なこと書いてますので、もし世の中からパンクを減少させる原因をこのブログが作っていたら私はそのうち消されますね!

これからも細々と頑張ります。読んで頂いて本当にありがとうございます!

ピックアップ読めばパンクしなくなる記事
スポンサーリンク
この記事を書いた猫
猫だってやればできる

自転車技士、安全整備士の資格を取得してからも10年以上、自転車を研究している自転車研究家。自転車屋的にどんな人かは記事で判断して下さい!
「知らないから損をする」「すぐ壊れるから大事にしない」それだと自転車業界の思うツボ。ママチャリの裏側を記事にする私は自転車業界の敵。だから猫の姿で失礼します。

Jiroをフォローする
シェアする